iPhoneの充電できない原因は?ケーブル接触や本体の対処法

急にiPhoneの充電できなくなってしまったりすると、非常に困りますよね。

Androidのスマホであれば、比較的直ぐに修理に出す事が出来ますが、iPhoneは専用のショップへ修理依頼をしないといけないなど、カンタンにはいきません。

となれば、修理に出す前にまずはiPhoneの充電できない原因を調べて、修理が必要かどうかを判断したいものです。

また、結局修理が必要そうな場合でも、その場しのぎにはなりますが対応できることもあります。

今回は、iPhoneが充電できない原因にはどういったものがあるのか、ケーブル接触や本体故障有無の観点からも原因・対処法について調べてまとめてみました。

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iPhoneが充電できないケース

iphone 充電アダプタ

旅先・出張先などでiPhoneをホテルに備え付けの充電用ケーブルや充電アダプターへ接続し、充電しようとした場合に、iPhoneが充電されないことがあります。

または、充電自体は行えているように見えるのですが、充電に要する時間が非常に長い、といった状況になる場合が有ります。

ケーブルはちゃんと接続できているのに、例えばiTuneでも接続を確認できているのに充電されない、という場合にまずは真っ先に確認するべきは、充電するために接続した充電機器の出力アンペア(A)です。

iPhone6ですと、充電するために必要な充電機器の出力は以下となっています。

 定格出力 DC 5V/1000mA

例えば、無印良品で一時販売されていた、コンセントに差し込んでUSBケーブルをつなぐアダプタの場合は、5V/700mAでした。

このような充電機器(アダプター)の場合、必要出力の1000mA(1.0A)に満たないため、充電効率が悪く充電できなかったり、または充電しても非常に時間がかかるという結果になるのです。

iPhoneが充電できない原因と対処法

iphone 充電ケーブル
iPhoneが充電できない原因は、上記のような充電アダプターの定格出力不足だけではありません。

本体が悪い場合やケーブルが悪い場合があり、どちらが原因なのかで充電できない対処法が変わってきます。

充電できない原因別に紹介していきます。

ケーブルが悪い場合

iPhoneの充電ケーブルは純正のケーブルを使っていない場合に充電できない事例があります。

Lightning規格のUSBケーブルは、実は以下の3種類が存在します。


・充電用ケーブル

・データ通信用ケーブル

・充電+データ通信用ケーブル

もうすでにお分かりかと思いますが、上記のうち「データ通信用ケーブル」を使用した場合は充電できない、ということになります。

勿論、iPhoneに付属のLightningケーブルは充電+データ通信用ケーブルですので、充電にもデータ通信にも対応しているので問題は有りません。

ただし、100円ショップなどで購入した安価なケーブルの場合、充電+データ通信用というのは余りなく、どちらかの場合ということが多いので注意が必要です。

もし、定格出力が十分な充電アダプターを使用しているのにもかかわらず充電が上手くいかない場合は、自分が使っている充電ケーブルが純正かどうか、充電用として対応しているかどうかを確認してみて下さい。

・接触が悪い場合

ケーブルの種類も充電アダプターの出力も問題ないが、それでも充電できない場合や、充電で着たり出来なかったりする場合、ケーブルの断線を疑う必要が有ります。

ケーブルをねじったり角度を変えたりすると充電できる場合もあるため使い続けている方も多いようですが、使い続けていれば確実に断線しますし、何より漏電・発火の危険性が有ります。

ケーブルの根元が膨らんでいる場合は内部が断線している可能性がありますので、速やかに代替ケーブルへの買い替えをするべきです。

次に、純正の充電ケーブルを使っていて家庭用のコンセントに繋いでも充電できない。根元も膨らんでいないので断線も考えにくい、という場合もあります。

この場合、Lightningケーブルの端子や本体側の端子が汚れている可能性が有ります。

ケーブルや本体の端子部分が汚れていると、接触不良がおこり上手く充電出来ない場合があります。

この場合は、端子の汚れを落としてから充電を試してみるとよいのですが、除光液を綿棒にしみ込ませて本体やケーブルの端子を掃除すると綺麗になります。

綿棒を水で濡らして拭くと故障の原因になってしまいますが除光液は揮発性が高いので液体でもすぐ乾くので除光液は掃除におすすめです。

または、オーディオ機器の接触を改善するために使用する接点復活剤を塗るのも良いと思います。

・本体

充電が出来ない原因はiPhone本体が原因の場合もあります。

使い始めは、しっかり充電出来たのに今は上手く充電できないという場合は、バッテリーの劣化が原因ということもあり、その場合にはバッテリーの交換をしなければなりません。

iPhoneの場合、電池交換はスマホの様に背面を自由に取り外し出来る訳ではないので、Apple Storeで交換をしなければなりません。

Apple Care保証内ならバッテリーの交換は0円で出来る場合もあります。

ですが、他に充電の出来ない原因があると金額がかかる場合もあります。その時には見積もりを出してもらい、修理費と相談ということになるかと思います。

ただ、保証期間を過ぎると交換するのに結構な値段がかかってしまいます。

その場合には自分でバッテリーを交換できるキットが販売されているので、そちらなら金額も半分位で済みます。

本体のバッテリーが劣化してiPhoneの充電ができない場合にはバッテリーの交換も視野に入れておくのも良いでしょう。

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ホテルや車での対応策

・ホテルでの充電

旅行や出張でiPhoneの充電器やケーブルを忘れてしまったのに気づいた場合、最近のホテルでは充電器の貸し出しを行っている所もあります。

「貸出」を表に出していない所もあるので、まずはフロントへ確認してみると良いでしょう。

次に、ケーブルしか持ってきていなくて充電できない場合です。

充電アダプターもモバイルPCなどUSB接続が出来る機器も持ち合わせていない場合の最終手段ですが、実はTVからでも充電が出来る場合があります。

最近のテレビにはUSB端子がついていてテレビの型によって場所は違いますが、裏面か側面にあります。

本当に困ったとき、少しでも充電して一瞬連絡をとりたい場合等に試してみる価値はあるかもしれません。
(筆者は試したことはないですので、お試しの際は自己責任で・・・。)

・車での充電

車でiPhoneが充電ができない場合に考えられる原因はヒューズ切れや断線が考えられます。

違う充電器を試したり、他の車で試して充電出来る場合にはヒューズ切れや断線の可能性があります。

また、充電の速度が遅い場合は、シガーソケットの電力不足の可能があります。

その場合には車のバッテリーの低下の可能性もあるので点検をした方が良い場合があります。

車に問題が無いのに充電が遅い場合、シガーチャージャーの充電アダプターに問題があると考えられます。

前述の充電アダプター出力不足問題と同じく、iPhone充電するために必要な定格出力が不足しているのではないか、確認してみるとよいでしょう。

スペックを確認して1A以上流れる充電器を選びましょう。

まとめ

今回は、iPhoneが充電できない原因と、充電するための対策についてまとめてみました。

重要な観点としては、

・充電アダプターの定格出力は十分あること(1.0A以上)。

・Lightningケーブルの種類は、充電対応したものであること(データ通信専用となっていないこと)。

・Lightningケーブルは接触不良を起こしていないこと。

といったものがありました。こちらは、自宅であれ、出先であれ同じ観点での確認が必要ですね。

また、ホテルで充電する場合については、

・充電機器をフロントで貸し出ししているかを確認すること。

車内での充電に際しては、

・シガーチャージャーの充電アダプタの定格出力とケーブルの種類(充電可能ケーブル)に注意すること。

ですね。

今後、iPhone7の登場で新たな手段の登場、これまで出来ていた手段が使えなくなるなども考えられますので、その情報については入手でき次第に後日まとめたいと思います。

ここまでお読みいただき有難うございました。

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