ナンバーディスプレイに「P」が表示される意味と注意すべきこと

ナンバーディスプレイには、通常、電話をかけてきた相手の電話番号が表示されますが、「P」などのアルファベット1文字が表示されることが有ります。

これらの意味について疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

場合によっては、注意しないといけないことも有りますので、今回はこれらナンバーディスプレイで表示される、電話番号以外のものについてまとめてみました。

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ナンバーディスプレイの「P」の意味

ナンバーディスプレイに「P」が表示される意味

まず、ナンバーディスプレイで最も目にするアルファベット表示といえば、この

「P」だと思います。

どういった場合に「P」が表示されるかというと、電話をかけてきた相手(発信者)側から、電話番号を通知しない設定をしてかけてきている場合。

つまり、「非通知発信」をしている場合となります。

携帯電話や、固定電話でも、機種によってはしっかりと「非通知」と表示されるものもありますが、「P」と表示されるものが有ります。

「P」表示時に注意すべきこと

非通知で発信してくる必要がある場合、とはどういうシーンが思い浮かびますか?

どこか大きな組織、例えばある企業への問い合わせや、市役所などへの苦情、プライバシーにかかわる問い合わせなど、自分の身元を特定されたり個人情報を採取されたりしたくないときなどが考えられます。

しかしこれは、あくまで大きい組織への個人からの対応、というのが一般的だと思います。

役所、郵便局、学校など、通常の生活に関係するまっとうな組織、施設からの電話であれば、まず非通知でかけてくることは有りません。

つまりは、個人に対して「非通知」がかかってくるということに正当な理由がないということを疑う必要があるのです。
 

「P」(非通知)で電話をかけてくる理由を考える

個人に対して他の組織や個人が電話をかけてくる場合で、「非通知」にする正当な理由が思い浮かぶでしょうか?

普通は個人あてに電話連絡するのであれば、誰か分からないと困るだろうから番号を通知してくるのが当然だと思います。

つまり、個人の電話に対して「非通知」で発信してくるということは、少なからず発信者側にやましい理由、もしくは何らかの悪意がある場合がほとんどでしょう。

自分の番号は通知したくないが、赤の他人へ電話をかける理由としては以下が考えられます。

・住人の所在を確認するため

つまり、この家に人が居るのか、それとも留守なのかを確認している場合、といえるでしょう。

このようなことをする必要がある人間とは、想像がつくかと思いますが、住人不在のときを狙っている空き巣などの不審者でしょう。

・その家の住人・家族構成を把握するため

電話を取った相手の声から、子供なのか、大人なのか、大人であれば男性か?それともいつも女性なのか?

そういった情報も、電話を取った相手から手に入れることが出来ます。

・その家(番号)の名前を確認するため

電話を取るとき、大抵の人はこうするのではないでしょうか。

 「はい、田中です。」

などのように、自分の苗字を言ってしまいませんか?

この瞬間、例えば適当に入力して発信したであろう電話番号と、その番号の持ち主の名前が個人情報として関連付けられ採取されたということです。

非通知発信側は、だんまりを決め込んで、電話を取った側からなるべく情報を採取するでしょう。

もしくは、とぼけて「xxさんのお宅ですか?」などとカマをかけることが有りますが、このときもうっかりと「いえ、田中です」などと答えてはいけません。

「いえ、xxではありません。番号を間違えてますよ?」答えるべきです。

そもそも間違い電話なら、その時点で電話を切るでしょう。

しかし、もし前述のような個人情報採取が目的であれば「おかしいですね。確認までに名前を教えていただけますか?」と食い下がってきます。

その場合、気の弱い方ならうっかり答えてしまいがちですが、「いえ、xxではありませんので。」と重ねて答えてさっさと電話を切ってしまいましょう。

ちなみに、電話番号で分かることは、市外局番で大まかな地域がわかり、続く3~4桁の数字で、おおよその番地が分かり、、、と多くの情報を持っているのです。

これがさらに、特定の個人名と関連付いたら、、、最終的にはその家の住所すら特定することも比較的難しいことではないのです。
 

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その他のナンバーディスプレイ表示

ナンバーディスプレイ公衆電話

ナンバーディスプレイの表示には「P」以外にいくつかアルファベット表示されるパターンがありますが、こちらも参考までにまとめました。

ナンバーディスプレイの「C」の意味

「C」で表示される場合、電話をかけてきた相手は「公衆電話」ということになります。

ただし、公衆電話からかけてきても、「184」などの日通知設定をしてきた場合は、当然「P」で表示されます。

ナンバーディスプレイの「O」「S」の意味

「O」や「S」で表示される場合、これは国際電話なので電話番号を通知できないような場合となります。

電話機によっては、「表示圏外」、「ヒョウジケンガイ」と表示されることも有ります。

非通知の電話番号を知る方法は?

残念ながらその方法は有りません。

最終的には、電話会社へ問い合わせれば可能なのでしょうが、そのような権限は一般市民にはなく、警察以外には出来ないでしょう。

ただ、非通知を着信拒否する設定を行うことは可能ですので、非通知着信の対応が面倒、そもそも自分には非通知でかけてくる知り合いは居ない!という方は、自分が加入している電話会社へ番号非通知着信拒否の設定
方法について確認し、設定契約をしたほうが良いでしょう。
 

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まとめ

今回は、ナンバーディスプレイに表示されるアルファベットについて、主に「P」が表示される場合についてまとめました。

理由は、前述のとおり「P」で発信者が表示される場合は、気をつけるべき理由があるためです。

もともとは、発信者の個人情報を保護する観点でつくられた機能だとは思います。

しかし、世の中にはそういったものを悪用する人は後を絶ちません。

しかも今のご時勢は、個人情報はお金になるのです。例えば、名前+電話番号の組み合わせ情報をリスト化すれば名簿業者へも売れるでしょう。

他人を信用しない・出来ない世の中というのは悲しい、という気持ちも有ります。

しかし、家族や自分の身を守るためには、必要な知識はしっかりと身につけておくことは無駄にはならないと思います。

この記事が、そういった防犯意識の向上に役立っていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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