2016年前半から、PS5が発売されるのでは?既に開発が始まっているのでは?といった噂。そして逆にPS4/PS4Proが最後のプレイステーション機種であろうといった噂やリーク情報といわれるものが出回っており、PS5の発売日予測や機能の検証がされていますね。
PS4が発売されてから2年、2016年は新しい機体としてPlayStation 4 Pro とPlayStation 4 スリムが発売されましたが、これは今までにないプレイステーションの販売サイクルといえるでしょう。
今回の記事では、そういった事象や2016年に出回った最新情報を整理し、それを元にPS5の発売日、機能、価格についての検証と予想をまとめました!
プレイステーション5は発売されるのか?
プレイステーション4Proでは画面解像度が4K対応となり、処理能力の向上を果たしました。
これまで、5年程度の周期で新しいハード機を投入していたプレイステーションが、2016年はPSVR、PS4スリム、PS4Proと3機種も投入しています。
また、ソニーインタラクティブエンタテイメント(SIE)の伊藤雅康氏が、
『「PS4 Pro専用のタイトルを開発しない」というのはあります。逆に「標準PS4専用のタイトルを開発しない」というガイドラインもある』
という、PS4ProとPS4のソフトの互換性が崩れることはないといった趣旨の発言をしています。
新規の高性能ハード機の投入、そして伊藤氏の発言による互換性のキープから、当分は新しいプレイステーションは出ないだろうという予測が主立っている状況です。
しかしながら、一方北米のPlayStation Theaterで開催されたPS4スリムとPS4Proの発表イベントの際に、SIEA(ソニー・インタラクティブエンタテインメントアメリカ)の代表者・ショーン・レーデン氏が、今後のプレイステーションについて、おおまかに訳すると次のような発言しています。
PS4 Proのバックグラウンドにある技術と改善は、市場が望んでいると思っているところをはっきりさせるための手段です。
人々は画像やグラフィックスをより忠実に再現したいと考えています。これは私たちの最初のイノベーションとなります。
これが今後の計画にどのような影響があるのか正確には分かりません。しかし、プレイステーションはより改善されていくでしょう。
要約するなら、「PS4Proでの高画質化は、今後のプレステがその方向へ進んでよいのかを確認するための手段である」といったところでしょうか。
この発言から、「PS5」が出現すると考えるには十分であると一部のユーザの間では考えられているようです。
また良いニュースとして、PS4が2016年の年末・年始商戦期に世界合計620万台売り上げているため、今後も後継機を作り続けるほうが可能性として大きいと思います!
PS5の発売日はいつになるのか?
これまでのプレイステーションの新ハード機発売日は以下のようになっています。
機種名 | 発売日(年) |
---|---|
Playstation | 1994年 |
Playstation 2 | 2000年 |
Playstation 3 | 2006年 |
Playstation 4 | 2014年 |
Playstation 4 Pro | 2016年 |
そのため、これまでの発売サイクルから、多くの人は「次のプレイステーション5は2020年以降に発売される!」と予想しているようですね。
しかしながら、これまでの発売サイクルとは違った発売サイクルになるのでは?と思わせる情報が、それなりの信憑性とともに存在しています。
PS5は2018年に発売される!?
PS4 Proでの4K対応が、今後ゲーム業界とユーザにどのように受け入れられるか気になるところですが、Microsoftが進めている同じく4K対応となる新ハード機「Project Scorpio」というものが存在することから、今後は4K に対応したゲーム機が主流となっていくと考えられます。
ソニーにとっては、今回のPS4Pro発売を先行することで、Microsoftの出鼻をくじいた形に出来たのは良い結果となりましたが、今後、前述のMicorosoft新ハード機「Project Scorpio」などの他ハード機との差別化といった点では弱いのかとも考えられます。
今後も、より革新的なプレイステーションの発展を目指すのであればもう一手、新しい技術の開発・投入が期待されるところで、そのためにも早い段階でのPS5を発売することはソニーにとっても、ユーザにとっても悪いことではないと思えます。
例えば、これから発売されるNINTENDO SWITCH(ニンテンドースイッチ)が、3DSやWii Uと共存する(後継機ではない)位置づけで行くと言っているように、新しいPS5も、PS4/PS4Proとの共存を図るような位置づけで出るという選択肢もあるかもしれません。
では、『2018年』というのはどこからの推測か、と言いますと、それはウォールストリート・ジャーナルの望月崇氏によるTwitterでの、とあるツイートです。
このツイートでは、PS4 ProとPS4スリムの発表を正確に予測していたことで有名なアナリストDamian Thong氏が、『PS5は2018年後半に登場するかもしれない』と予測したと言っています。
PS4 Pro? Wait, what about PS5? Macquarie's Damian Thong who correctly predicted PS4 slim and Pro says PS5 may arrive in 2nd half of 2018.
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年9月8日
実際にその通りになるかどうかは、現時点では何とも言えませんが、期待するには十分な情報ではないでしょうか?
PS5の機能予想
PS4Proで4K解像度実現に対応した実績を持つAMDは、すでにソニーに対してより強力な処理装置をもって次ハード機に関する交渉をしているのではと噂されているようです。
その際にこれまでの5倍の処理能力をもつAPU(Accelerated Processing Unit)を提案するだろうといわれています。
それも踏まえて、PS5では以下のような機能向上・対応が期待できます。
・AMDの新APUによる処理能力の向上
(PS4の1.84TFLOPSに対する5倍であれば9.2TFLOPS?)
※TFLOPSは処理性能を表す単位の1つで、1TFLOPSは浮動小数点演算を1秒間に1兆回行うことを表します。数値が高いほど処理能力が高くなります。
・処理能力向上による90fps~120fpsのVR対応
※fpsはフレーム・パー・セコンドの略で、1秒間に画面に表示できるフレーム数をあらわします。現在のPS4/PS4Proでは60fpsが表示可能上限となっています。数値が高いほど滑らかに動きを表現できます。
・ストレージ容量の拡張(1TB以上が標準等?)
※ストレージ(ハードディスク)の容量として、現在のPS4では500GB(ギガバイト)と1TB(テラバイト)があり、PS4Proは1TBがあります。容量が多いほど多くのゲームを本体内に保存出来ます。
一部、「今後PS5はクラウドゲーミング化し、ハード側の機能が縮小し価格が下がる」などの噂もあるようです。
しかし、ユーザがゲームをダウンロードデータやディスクにてオフラインで楽しむという手段をなくすというのはどう考えてもデメリットにしか考えられません。
それに、高解像度化したゲームをクラウドゲーミングだけで対応するとなると、それなりの通信インフラがユーザ側に必然的に要求されます。
それでは結局ハード機購入以外にインフラ整備する費用がかさみユーザ側のトータルコストは下がりませんよね。
以上のことから、PS5でのストレージ消失や完全クラウドゲーミング化の路線はありえないでしょう、と筆者は考えています。
PS5の価格予想
以下に、これまでのPlayStationの販売価格(変動したものは初期価格)を一覧にしてみました。
機種名 | 販売価格 |
---|---|
PlayStation | 39,800 円 |
PlayStation 2 | 39,800 円 |
PlayStation 3 | 49,800 円 |
PlayStation 4 | 41,979 円 |
PlayStation 4 Pro | 48,578 円 |
上記よりPS2からSP3に上がった際の価格差、そしてPS4からPS4Proの価格差を参考に考えてみます。
今後、PS4Proが若干価格を下げる可能性もあるため、PS5発売前にPS4Proが4万前半代に落ち、その差として1万円のアップ・・・という流れとなりそうです。
結果、PS5の初動販売時の価格は以下と予想します。
49000円台~50000円台前半
いかがでしょうか?
まとめ
PS5の発売有無や発売日について、2016年に方々で噂されていた内容や、北米でのリーク情報といわれる噂などを元にして筆者なりに整理してみました。
個人的には、今後も今まで通りのライフサイクルで2020年にPS5が発売となるよりも、2018年に発売される可能性のほうが高いと考えています(もちろん期待感も込めて!)。
また、クラウドゲーミング化についても、デメリットのほうが大きいと思えることと、必要な分については現状のPlaystation Nowで十分果たせていると考えるため否定的な意見です。
高機能化による価格の高騰も懸念されますが、そこはPS4/PS4Proとの棲み分けである程度しのげる部分であればと思います(勿論、安いに越したことないですけど!)。
これからのソニーの動向、そしてリーク情報についてはウォッチしていき、最新情報があればまた追記していければと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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