任天堂から新しいハード機として「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」が2016年10月に発表されました。
これは2016年6月頃に新開発ハードとしてうわさになっていた「任天堂NX」のことですね。
今年の10月の発表で、正式名称「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」として知れ渡ることになりました。
ユーザの反応は期待と不安の声が半々、といったように見えますが、実際にどのようなハード機であり、またどのようなソフトが発売されるのか、気になるところです。
今回はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)についての最新情報と対応ソフトについての情報・予想についてまとめました。
任天堂の過去のハード機
近年で、任天堂が発売してきた代表的なハード機を振り返って見ましょう。
ニンテンドー3DS(3DSLL)
現在の任天堂の主力携帯ゲーム機であるニンテンドー3DS/3DSLLは、2011年2月26日、日本国内で発売開始してから累計で2090万台(2016年8月)を売り上げています。
代表的なソフトは「とびだせ どうぶつの森」(509万本)があります。
Wii
2006年11月19日に発売され、生産終了となる2015年5月までの累計販売台数は1億152万台となり、任天堂の据え置き型ゲームのハード機としては最も販売台数が多い機種でした。
代表的なソフトは「Wii Sports」(8,249万本)です。
Wii U
2012年より世界各国で発売しているWiiの後継機となるハード機で、液晶ディスプレイを搭載したコントローラ「Wii U GamePad」が特徴的な機種です。
代表的なソフトは「マリオカート8」(750万本)があります。
ニンテンドースイッチのスペック・外観
ニンテンドー・スイッチの外観については、すでに2016年10月20日に正式に任天堂から公開されているプロモーション動画によって確認できます。
外観
液晶画面部への取り付け・取り外しが可能なコントローラ「Joy-Con」を、プレイスタイルごとに変えられるようになっています。これはとても斬新ですね。
1.Joy-Conを液晶画面へ装着しての使用
2.Joy-Conを取り外して複数人プレイでの使用
3.Dock(ドック)へ設置・TV出力してのプレイ
スペック
現在のところ、分かっている情報と、噂の域を出ていない情報も含めておおむね以下の通りとなっています。
・「Nintendo Switchドック」からのテレビ画面出力による据え置きゲーム機としての使い方が可能。
・液晶画面部と本体部の左右に装着された専用コントローラー「Joy-Con」を使用した携帯ゲーム機としての使い方可能。
・NVIDIAのTegraプロセッサーを採用。
・ゲームソフトの形状はカード形式(ニンテンドー3DS似)
・液晶画面部の解像度は携帯モード720p、据え置きモードは処理能力倍の1080pとの噂あり(解像度については現時点確定情報なし)。
過去機種との互換性について
任天堂は、ニンテンドースイッチの過去機種との互換性について、
「Wii U、ニンテンドー3DSの後継機ではないため、Wii Uディスクソフトや、ニンテンドー3DSカードで遊ぶことは出来ない」
と明言しています。
確かにハードの形状が全然違うため、流石にディスクソフトは無理が有りますしこれにあわせて筐体を大きくしてしまっては、折角の携帯ゲーム機としての利点を損ないますので致し方ないところでしょう。
しかし、ゲームカード形式のソフトカートリッジであれば、3DSのソフトと互換性をあわせてくれてもよかったのでは?とやはり思ってしまいますね。
それについては、現時点でも生産を継続しておりかつ人気ソフトもそれなりにそろっている3DSとは、同じ携帯ゲーム機ながらも今後も共存をさせたいという意向なのかも知れません。
3DSではそれなりの低スペックでも動作する簡易なゲームも許容し、ニンテンドースイッチでは高機能高画質ゲームを投入する、といった具合の住み分けが予想されますが。
ただ、希望が残っているとすれば「ダウンロード版」についての言及はいまだにないところですね。
もしかすると、3DSやWii系のソフトについても、ダウンロード版であればプレイ可能、となる可能性もまだあるのでこちらは正式な発表を待ちたいところです。
販売価格について
一体いくらで販売されるのか?という価格情報についても、非常に気になる点のひとつです。
実際、誰もが購入できる価格ラインと言うのはあると考えますし、戦略的にもあまり高額ではプレイステーションなど他機種との勝負が出来ないでしょうから3万円前後だろうという予想が多く見られます。
これについては、実は「Toys“R”Us(トイザらス)」のカナダ向けサイトで、一瞬ではありますが「Nintendo Switch」の予約販売ページが公開されたことがあり、その際に
329.99CAD(カナダドル)という本体価格が設定されていたとのことです。
これは日本円にして2万6300円程度であるため、現在最も有力なニンテンドースイッチの販売価格は「27000円前後」というのが現状です。
勿論、正式価格については任天堂の公表待ちという状態ですが。
スポンサーリンク発売日情報と最新情報
任天堂からの公式発表では、「2017年3月発売」とだけ公表されていますが、2017年1月13日に東京ビッグサイトで行われる『NINTENDO SWITCH プレゼンテーション2017』で、正式発売日について発表があるとされています。
ただし、2017年1月13日のプレゼンテーションはプレス・ビジネス関係者限定のため一般の人は入れないようです。
翌日の2017年1月14日に、一般向けの『体験会』が開催されるため、一般人の我々にとってはこちらが本番と考えても良いでしょう。このとき実機を体験して見たいところですね。
<1月13日追記>
任天堂スイッチの正式な発売日と価格が公表されました!
価格 : 29,980円(税別)
ニンテンドースイッチ対応ソフトは?
ニンテンドースイッチ対応ソフトについては、これまでの公開トレーラや任天堂公式サイトでのギャラリー画像などからある程度予測がついており結構な情報が有ります。
今回は、発売が確定しているソフトについて紹介します。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
前述の「Wii U」の話題でも触れましたが、実は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」はニンテンドースイッチでの発売が確定しています。
これから発売される上に、2016年のE3でも話題になった注目ソフトなので、当然といえば当然の扱いですね。
このゲームをプレイしたさにニンテンドースイッチの購入を決意する人は大勢居るのではないでしょうか。
<12月1日公開の最新トレーラー>
スプラトゥーン2
スプラトゥーンは、「スプラトゥーン甲子園」といった全国大会が開かれるほどの人気ソフトであり、スプラトゥーン2についても発売日と対応機種について気になっている人が多いと思います。
ニンテンドースイッチでの対応については、ツイッターの公式アカウントが以下のようなツイートをしていることで話題になりました。
<公式アカウントのツイート(2016/10/20)>
緊急報告だ!
あの会社が公開した映像を調査していたのだが…、これは……新種のイカ…?
一体何が起きているのだろうか!?
緊急報告だ!
あの会社が公開した映像を調査していたのだが…、これは……新種のイカ…?
一体何が起きているのだろうか!?
まだ詳細は判明しておらず、お伝えできる情報は無いのだが、引き続き調査・研究を行う所存だ。
お待ちいただきたい。https://t.co/cWj5CIWF6L pic.twitter.com/FNKMZ7GV4k— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2016年10月20日
このツイートで言っている「あの会社が公開した映像」とは、勿論先ほど紹介した任天堂の公式PVの後半で登場するスプラトゥーンの大会映像でしょう。
これをみても、スプラトゥーン2のニンテンドースイッチでの発売は確定といってよいでしょう。
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
スクウェア・エニックスのRPGシリーズ最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』ですが、こちらもスクウェア・エニックスがニンテンドースイッチ向けに開発を進めていると告知しています。
2016年7月のスクウェア・エニックスからの正式告知では、対応機種はPlayStation4とニンテンドー3DSとされていますが、2015年7月28日に行われた『ドラゴンクエスト』新作発表会で、齊藤陽介プロデューサーが、「任天堂が開発中の新しいプラットフォームである開発コード“NX”(ニンテンドースイッチ)でも発売予定だ」と発表しています。
ドラクエ11がそのハード機に対応しているか?というのもハード機の売り上げに大きく影響を与えることでしょう。
前述のプロデューサーコメントのとおりであれば、こちらについてもニンテンドースイッチ対応は確定でしょう。
※ドラクエ11のニンテンドースッチへの対応について、任天堂の正式サイトにも「本作はNintendo Switchでの発売も予定されています」との告知があったため確定ですね。
<『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』オープニング映像>
次は、明確な確定情報はありませんがニンテンドースイッチのPVから、おそらく対応ソフトとなるであろう(ほぼ確定かも?)というソフトについて紹介します。
マリオカート
マリオカートといえば、それこそ任天堂のゲームを代表する大人気ソフトのひとつですね。
一人でも楽しいですが、やはり対戦が遊び方のメインですし、ニンテンドースイッチのコンセプトと思われる、「外でもみんなでゲーム」にもぴったりです。
PVでは、ニンテンドースイッチでのプレイ動画があり、現時点でははめ込み合成なのかもしれませんが、これはかならず対応ソフトとして投入されるでしょう。
まとめ
前回のハード機「Wii U」である意味コケてしまった任天堂ですが、今回のニンテンドースッチについては期待が持てそうですね。
ハード機の売れ行きは、対応ソフトによると言い切っても過言ではないため、プレイステーション4や3DSなどの他機種でも発売されるものでは有りますが『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が発売されるというのはとても強力な後押しになると思います。
個人的にはPVにあるような車内や外出先で複数人でプレイできるような使い方が魅力を感じています。
ニンテンドースイッチにはこれまでのゲーム機とは違った良い点があると思いますので、今後もさらに多くの対応ソフト情報が出ることを期待しています。
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