バンナのRIZIN欠場理由とは?バンナ側とRIZIN側の言い分
2016/02/10
2015年末の格闘技イベント「RIZIN」で、大晦日12月31に試合を予定していた、ジェロム・レ・バンナが直前になってドタキャンし、欠場することになった問題で、RIZIN側から『法的措置をとる』、というコメントが出ていますね。
この問題、ジェロム・レ・バンナ側とRIZIN側で言い分が違っているところが気になります。
ジェロム・レ・バンナがRIZIN出場を急遽キャンセルした本当の理由は何だったのでしょうか?
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欠場理由・主張の相違点
RIZIN側の言い分
今回のバンナ欠場について、フランスの一部で『ヒョードルとのエキシビションマッチという予定だったものが、バルト戦に変更された』とか、『日本でのチャリティー活動を拒否されたためにRIZIN側に不信感を持った』という
ような報道があったようです。
それに対してRIZINの榊原信行実行委員長は、バンナ欠場の経緯について以下のようにコメントしています。
・バンナとの契約書は整っている。
・フランスの一部報道にあった「エキシビション」というのはありえない。
・サインされた契約書もあるし、フジテレビの取材に「3分3Rの試合時間もありがたい、1R10分は長すぎる」と言っていた。
・20日過ぎの段階でバンナ側から契約終了後に“出ない”と言い始めた。
RIZIN側のコメント内容を見る限りでは、ジェロム・レ・バンナ側から一方的に契約不履行をしたように見えますね。
ジェロム・レ・バンナ側の言い分
バンナ側として、本人からは「裁判の可能性があるためコメントを控える」との事だったようですが、マネージャのメリッサ夫人から以下のコメントがあったようです。
・RIZIN側の契約内容がコロコロ変わったので契約がうまくいかなかった。最終的には契約していない。
・トレーニング中に左ヒザを痛めたため、試合ができない状態だった。
『契約を交わしていない』という主張は、RIZIN側と大きく相違のある重要なポイントですね。ただし、ひざを痛めた、というのは、バンナ側の都合のように思われますが。。。
本当のところは?
ジェロム・レ・バンナは、親日家としても有名で、寺院を自分で探して参拝したり、東日本大震災のあとにIGFのチャリティー大会に参加したりと、実はその人間性の良さでも定評があります。
そんな彼が一方的に、理不尽な理由でRIZINの出場をキャンセルするということがあるのか、疑問に思います。
もしかしたら、RIZIN側とバンナ側で誤解があったまま事がすすんでしまった、というような、RIZIN側の契約手続きや運営の不手際があったのではないか?と考えてしまうところもあります。
結局、ジェロム・レ・バンナは31日IGFの決勝特別立会人として両国国技館に姿を現し、本部席で試合を観戦後、優勝者のオリィ・トンプソンにベルトを手渡すということをしています。
これに対しては「空いていたので、ただ、日本に来ました。IGFは家族ですから」とコメントしています。
このような行為も、RIZIN側へのあてつけのように見えてしまいますね。普通、自分たちに非があればこのように公の場にわざわざ姿を現さないと思いますが。。。
バンナがigfにきたよ!#RAIZIN #igf pic.twitter.com/XHg6PFwszS
— たまたまちゃん (@ripslyme326) 2015, 12月 31
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最後に
31日のバンナのとった行動で、今回の騒動ではRIZIN側とバンナ側との契約問題以外に、IGFとRIZINの間でもなにか表面化していない問題や対立・工作があったのでは?と疑問を持ってしまいます。
これは流石に何の根拠もない、筆者の勘ぐりではありますが。。。
この問題は、本当に裁判沙汰になるのか、それとも、RIZIN側とジェロム・レ・バンナ側で話し合いで解決される問題なのか、様子を見ていきたいですね。
いずれにしろ、今後、ジェロム・レ・バンナが日本で活躍する上ではマイナスにはたらいてしまうことは否めないのではないでしょうか。